自分の耳を疑え！

前回の投稿「耳を鍛える」がなかなか好評だったようなので
調子に乗って耳シリーズ第２弾です

ＵＲＵＨＡさんがコメント欄で教えてくださったＴＶ番組「ジキルとハイド」耳の潜在能力を引き出す力　の中で

たくさんの音の中から特定の音を抽出する時、脳にある『へシュル回』が
活発に活動しているとのこと・・・
実験にでてきた指揮者の方は、わざと半音間違えて弾いたバイオリンの音を
オーケストラのたくさんの音の中から見事に聞き取っていましたし、
缶詰のフタを叩いて缶の中の空気量がわかるおじさんも、
あの騒音の中で一瞬の音を聞き分けられるとは、まさに職人技でしたね。

音楽をやるやらないを別にしても、やはり『へシュル回』鍛えておいて損はありませんね～～～

あの番組の中で『へシュル回』もすごく面白くて、引っ掛かったのですが、もう一つ。
『補完』という私達が普段から使っているといわれる不思議な耳の力があると知り
「そうか！！！こいつ（補完）が私の歌の練習の邪魔をしておったのか！！」と憎たらしく
見ておりました。

『補完』とは耳から入ってきた音が不完全でも補って聞く力のことで、
実験では、ピー・ピー・ピーと断続的に鳴っている音はそれだけで聴くと、とぎれて聞こえますが、
その音のない隙間に雑音を入れると・・・
あれれ？！
さっきまで途切れ途切れに聞こえていたピー・ピー・音が、
ピーーーーーとつながって聞こえるではありませんか。
これは聞こえなかった音を脳が勝手に補足して聞く能力で、
その足りない音は過去の経験から補ってつなげるそうです。
日常生活では、例えば、話を聞いていて（周りが騒がしくて）聞き取れない言葉があっても、
前後の単語の音のつながりから話が通じる。というような働きだそうです。


『補完』　たしかにいい仕事してます。でも、歌の練習には邪魔なのです！


１００回、200回と（嫌になるほど）原曲を聞いて、それに合わせて歌う練習をしているメンバーの方々。
それだけでは、この『補完』という野郎にまんまと騙されてしまいますよ
こいつは、過去の経験から足りない音を勝手に補足してしまいますから、何度も何度も聞いて
原曲のすばらしいシンガーと一緒に歌って練習していると、
実際は歌えていない音があったりするのに、歌えているように聞こえてしまうかも・・・・

そして、歌の練習でもう一つやっかいなのが、「骨伝導」です。
自分の声や歌は、自分の耳で聞いたのと、録音機器などで通して聞くのと違いますよね。
これは自分の身体や骨に響いて耳に伝わった音は、（他の人が聞いているより）響いて聞こえるのです。

だから、「なかなか、いい感じに響いて歌えてるやん」と思っても、録音したものを後から聞いて　ガーン
てなことがあるわけです。


ああ～～～長い文章で疲れました。
最近頭を使っていないのでちょっと難しいこと考えると疲れます・・・

では結論。

歌の練習をするときは、まずは自分の耳を疑って、録音して聞き返すようにするといいですね。
そして、できれば素晴らしい原曲シンガーの方と一緒に歌うだけでなく、
伴奏のみの自分だけが歌っているバージョンを是非とも録音して聴いてみてください。
自分の歌ってるのをまじまじと聴くのは、なんか恥ずかしい
でもね。
それをやりだすと飛躍的に上達する　と思います。
自分がどんな声でどんな風に歌っているのか聴く事って、すご～～く大切だと思います。

そして、それを続けていくうちにきっと、自分の声（歌が）好きになると思いますよ

コメント 2

Ｈａｒｕ－ｃｈａｎです★
「補完」確かにいい仕事してますが、やっかいかもしれませんね^^;

私もカラオケ行きたいです♪また計画しましょうね^^　でも「偏ったJ-POP」に引かないでね～～
by Ｈａｒｕ－ｃｈａｎ★ (2009-02-03 11:36) 

Ｈａｒｕ－ｃｈａｎ★

最近ほかのパートも、もれなく聴くようにしてますが・・・
それにしても「ハレルヤ」のメゾさんは面白いですね～～
「え～～！！そこから入るの？」みたいなリズムが多くて＾＾

昨日の練習を録音していたのでさっき聴いてました。
新曲なかなか手ごわいけど楽しいですね。
あの曲は有名なのできっとカラオケにもあるはず・・・
「偏ったＪ－ＰＯＰ」だけでなく私の知ってる曲も少しは歌っておくれ～♪

by t-emiemi (2009-02-05 11:29)